ある強盗殺人事件で望月陽子の父親が殺された。目撃者であり被害者でもある陽子は、事件のショックで一時的な記憶喪失に陥る。事件の内部情報をマスコミに漏洩した刑事・赤井は、捜査から外され新たな任務につく。それは望月陽子の監視であった。かつて陽子が生活していた都会の古びた一室。真夏の茹だるような暑さの中で二人の一日が始まる。
捜査状況が気になる赤井は、元同僚の刑事・栗栖、山崎に様子を聞くが反りが合わない相手からは、まともな返事すら返ってこない。情報を渡されたライターの藤堂も密かに現れ、陽子に事件の真相を執拗に求める。「聞いたことないか?『レカ』って」
やがて状況は事件の核心へと向かい、全ての真相が明らかになる時、交錯する五人が迎えた意外な結末とは――――――
都会に暮らす人間の狂気と絶望を、とある強盗殺人事件を通して炙り出す!
第77回
カレル=チャペック/作
阿部賢一/訳
日下部佐理/演出
「白い病」
8月26~28日
@神戸アートビレッジセンター
[神戸市芸術文化活動助成作品(予定)]
戦争目前の世界で、突如“雪崩のように”流行り始めた未知の疫病=『白い病』。それは、50歳以上の人間だけが罹り、発病すると皮膚に大理石のような白い斑点ができ、しまいには死にいたる伝染病のことである。
特効薬が見つからない中、貧しい人々だけを治療する町医者ガレーンは「薬を見つけたかもしれない」と枢密顧問官ジーゲリウスを訪ね、大学病院での臨床実験をさせてほしいと依頼する。
ジーゲリウスは渋々了承するが、それは、独裁者である元帥が戦争の準備を推し進める時代のことであった……。
死に至る病を前に、人々は何を選ぶのか。1937年発表の名作SF戯曲が、コロナ禍の全世界に鋭く問いかける!
第78回
第39回神劇まわり舞台 参加(予定)
ナタリー=Z=デーヴィス/現作
日下部佐理/脚本・演出
「帰還、マルタン・ゲールの」(仮題)
12月16~18日(予定)
@元町プチシアター(予定)
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