戦争目前の世界で、突如 “雪崩のように” 流行り始めた未知の疫病『白い病』。
それは、50歳以上の人間だけが罹り、発病すると皮膚に大理石のような白い斑点ができ、しまいには死にいたる伝染病である。
特効薬が見つからない中、貧しい人々だけを治療する町医者ガレーンは「薬を見つけたかもしれない」と枢密顧問官ジーゲリウスを訪ね、「大学病院での臨床実験をさせてほしい」と依頼する。
ジーゲリウスは渋々了承するが、それは、独裁者である元帥が戦争の準備を推し進める時代のことであった……。
死に至る病を前に、人々は何を選ぶのか。
1937年発表の戯曲(フィクション)が、
2022年に生きる我々の現実(リアル)に
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《作者》カレル・チャペック
1890 - 1938
チェコスロバキアの小説家・劇作家・エッセイスト。 ボヘミア東部マレー・スヴァトニュヴィツェ生まれ。
地方の開業医の息子として生まれ、プラハの大学で哲学を学んだ後、ベルリン、パリに留学。
帰国後、ジャーナリストとして活躍する傍ら、小説や戯曲の創作を始める。
劇「R.U.R.」(通称ロボット、1920年)、兄の画家であるヨゼフとの共作戯曲「虫の生活から」(’21年)で名声を得る。
SF小説、戯曲、童話、旅行記など文学のあらゆるジャンルに名作を残したチェコ文学界の代表的存在として知られる。
〔作品〕
長編3部作
「ホルデュバル」(’33年)
「流星」(’34年)
「平凡な人生」(’34年)
SF「山椒魚戦争」(’36年) など。
出典
日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」
(1995年刊)
《訳者》阿部 賢一
1972 -
東京生まれ。
東京外国語大学、カレル大学、
現在、東京大学文学部准教授。
〈著書〉
『
『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』(水声社)など。
〈訳書〉
カレル・チャペック
『
ヴァーツラフ・ハヴェル
『
『通達/謁見』(共訳、
パトリク・オウジェドニーク
『エウロペアナ 二〇世紀史概説』(共訳、白水社)
〔第一回日本翻訳大賞受賞〕
今回上演する台本は、2020年4月に発せられた緊急事態宣言の状況下で阿部氏が翻訳作業を進め、同年9月までウェブサイトnoteにて無料公開、その後岩波文庫より刊行されたものを使用いたします。
(文庫本刊行により、無料公開は終了)
《開演日時》
2022年
8月26日 (金)
19:00~
8月27日 (土)
14:00~/19:00~
8月28日 (日)
12:00~
30分前より開場
上演予定時間140分
【お知らせ】
本公演は、新型コロナウィルス感染症対策を講じた上で開催します。
●体調に不安を感じられる方や感染者との濃厚接触が疑われる方は、観劇をご遠慮ください。
払い戻しが必要な方は個別に対応いたします。
●受付にて、氏名・緊急連絡先のご記入・ご提出をお願いいたします。
この情報は、感染が確認された際に保健所と共有いたします。
また、情報は公演終了から2週間保管し、その後適切な方法により破棄いたします。
●劇場内での感染対策(マスク着用・手洗い励行・身体的距離の確保等)にご協力ください。
●終演後のお見送りは、劇場の内外を問わずご遠慮申し上げます。
●出演者・スタッフは公演終了まで徹底した健康管理を実施して参ります。
その上で、場内スタッフはマスク等を着用して対応いたします。
《会場》
《チケット》
〔前売・予約〕
一般/2,400円
中高生/1,200円
〔当日〕
一般/2,600円
中高生/1,300円
※小学生以下は無料
新型コロナウィルス
感染症対策のため
座席数を制限する
場合があります。
ご予約を優先
させていただきます
《出演》(予定)
守岡紫苑
髙井幸康
寺川昌宏
中谷瑛稀
平田大祐
大西忠司
ヒラジ
堀未宙
葛原瑞穂
中村容子
おかもとわかな
他
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《スタッフ》
演出 日下部佐理
照 明 池辺茜
音 響 とんかつ
舞台美術 日下部佐理
宣伝美術 terany0819
HP管理 terany0819
運 営 高木愛美加
檜山みつき
守岡紫苑
制 作 蓬莱真佐子
諌山仁恵
協 力 KCスタジオ
神戸市青少年会館
明々工業株式会社
シバイエンジン
奥田屋
《主催》
劇団風斜
~ 劇団公式twitter ~
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